Nコードの用途
Nコードは防犯、防災、交通、観光、福祉、教育、都市計画などの行政サービスその他あらゆる業種の企業活動、さらには学術研究にも利用可能です。その中で特に有効と思われる用途をいくつかご紹介致します。
1.紙地図
- 従来の紙地図の索引はA、B、C・・1、2、3・・というようなその地図でしか使えない座標を使っていますので、その地図でしか使えない汎用性の無い索引です。これにNコードを使うと緯度経度に基づく絶対座標なので一度索引を作るとあらゆる地図で利用が可能です。
2.ナビゲーションシステム
- Nコード・ナビの特長は目的地を8桁の数字で5mの精度でピンポイント指定できるため、従来のように目的地付近で迷う事がありません。
- 現在地が従来のように地図上の位置ではなく数字で表記されるため、事故時などに友人やJAFなどに居場所を簡単、正確に伝えることができます。
- カーナビと携帯ナビのように媒体が違っていても位置情報の交換が容易で、待ち合わせの際などには非常に便利です。
- 将来は道路地図などの紙地図ともリンクが可能になります。
3.地理情報システム(GIS)
- 現状の位置情報は目的や場面によって住所や地名、目標物、緯度経度、19座標系など多種多様な表現がなされ一元化が図られていないために効率が良くありませんがNコードによって一元化が可能になります。
- GISの電子地図の座標と紙地図の座標の統一が可能になり、GISの空間情報を紙地図上に落とすことができるようになります。
- 住民と行政の位置情報の共有化によって住民参加型GISが可能になり、GISの利用領域が飛躍的に増加します。
4.GPS付携帯電話
GPS付携帯電話の普及が進んでいます。しかしGPSの位置情報は緯度経度でそのままでは分かり難くいため、小さな画面の地図上の点として表示されます。
この方法では、縮尺をいろいろ変えないとどこの地図か分からないという欠点があります。そして意外に見落とされている欠点はその位置を他の人に伝えられないということです。
しかしNコードを使うと現在地がデジタル表示され、これによって以下のような便利な利用法が出てきます。
- 携帯電話による110番、119番通報が急増し、位置特定が困難になり現場への到着が遅れるということが問題になっていますが、Nコードを使うと簡単、正確に現場の位置を知らせることができます。
- 災害時の伝言ダイヤルや伝言メールにNコードを使うと簡単、正確に現在地を知らせる事ができます。
- 携帯同士、携帯電話とカーナビとの位置情報の連絡が簡単になり、待ち合わせなどの際に非常に便利になります。
5.その他の用途
上記4項目によってNコードを核として位置情報が一元化され、下記体系図に示すようにあらゆる用途でご利用いただけます。

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